推しの「甘やかし・お叱りボイス」を聴きました
最近はただただ推しにポジティブに狂ってただけだったところに「甘やかし・お叱りボイス」とかいう拗らせ成分をいい感じに刺激してくれそうなコンテンツが降ってきましたね。
早速聴いてみたよ。
そもそも僕は甘やかしというジャンルが本当に無理な人間で、且つ苦しまないと悦べないという性質を持っているのでさぞ苦しめる良いコンテンツなんだろうなと心を躍らせた。
率直な感想を言ってしまうとなんかこう、毒にも薬にもならないなって感じだったね。
いや、実際クオリティ自体はとても高かったよ。
台本は対リスナー想定がそもそもの解釈違いなことは置いておいても、普段の配信と大きく変わらず違和感ないような仕上がりでした。素晴らしい。
というかそもそも推しがそんなべろべろに甘い声色で甘やかしを提供してくれるって勝手に思ってた方が間違いだったんだよな。
推しの甘やかしとしては最適解って感じで逆に感心した。そうだよね。
本当に。これが推しだよなって微笑ましい気持ちになったのはそう。
えっちなコンテンツ畑で育ってきた僕が音声作品に対してやたらとハードルが高いのがよくなかったね。
でも本音を言えば、本当に苦しみたかった。
リスナー相手を想定した音声作品がどうも苦手なので解釈違いにもがき苦しみながらその中にある一握りの、それはもうめちゃくちゃに効く声色を聴いて狂いたかった。
さて、お叱りボイスについても語っていこうね。
お叱りボイスに全然お叱り要素がなかった。
お叱りボイスというより勝手に嫉妬してるクソ重女ボイスって感じだったね。
叱ってくれ。
ここでまた僕の精神的マゾのせいで期待値を勝手に上げてしまったのが本当に良くなかった。
もっとがっつりちゃんとお叱りしてくれるのを期待してしまったけど、これもまあ推しがそんなのするわけねぇよなって感じでこれもまた納得。
とはいえお叱りボイスの方が僕は好きですね。
勝手に勘違いして嫉妬して不機嫌になり、誤解が解けたら勝手に納得して態度がコロッと変わるその仕草、効かないわけがない。
めんどくさい女の子、大好きなので。
湿度の高くて要所で見せる妙に重いなこの女……って感じの推しが本当に大好きなのでそこは本当に良かった。
演技面でも尻切れ気味に声を詰まらせるところや言い淀むときの声色とかいい感じに効いて良いコンテンツだった。
こういう声色もっと聴きたいよ。
ただマジでこういう音声作品どこに感情を置いていいか本当にわからない。
でも最後に家にフランクに呼んだりするところ、本当に解釈違いすぎて妙な気持ちになったのがある意味で苦しめたのでやっぱり良い音声作品だったな。
というわけで僕はお叱りボイス派です。
乗り切れなかったのは全て僕が悪いので甘やかしボイスも普通に良い作品だよ。
僕が悲しきモンスターなだけだよ。
なんか、悲しくなってきちゃったな……