妹のおかげでモテすぎてヤバい。(水梨美也)
若葉色のカルテットをプレイしてからまともに卯衣さんの声聴けそうにない心境になってしまったので、もうひとりの推しの方でまだプレイしていないエロゲをすることにした。
というわけでしばらくは水崎来夢さん強化月間です。
『妹のおかげでモテすぎてヤバい。』がどうしてもやりたくて片道一時間以上かかる隣の隣のそのまた隣的な市まで行ってみたりもしたけど成果なくてしかたなく家から一番近いエロゲショップに行ったら普通に置いてあって遠くまで行った意味、とか思いつつもようやく買えたので早速プレイした。
実は既に持ってた『BRAVA!!』をプレイしてる途中だったんだけど、ゆるふわでクッソかわいいサンプルボイス聴いてたらいてもたってもいられなくて先にプレイし始めてたよね。
でも結果的になんかすごい不思議な感じになっちゃったよね。
まあとにかく感想に行こう。
シナリオは普段プレイしてるゲームよりお話がしっかりしてた気がする。普通に普通のエロゲってこんなに楽しかったのか!と最初は思ってたけど中盤からの中弛みがちょっとしんどかったかな。でも抑えるべき部分は全部あったから個人的には高評価。
というかこういう純愛モノのエロゲってエンディング流れてエピローグ見た後ってなんか楽しかったなって気持ちになりがち。エロゲのエンディングってずるいよね。好きです。
しかし設定が一目惚れしたヒロインに想いを伝えるためヒロインが通ってる学園に編入、肉体改造をしたけどそれでも想いを伝えられる気がしないので更にモテ期を無理矢理引き寄せる術を施してもらうって感じだったから他のヒロイン攻略しづら……って思った。
一目惚れしたヒロインの兄にまで応援してるって言われたらクッソやりづらくない??
というかモテ期を無理矢理引き寄せる術を受けるって、「その期間中に違う女の子に惹かれると一目惚れした女神様との恋が実らず、その一時の情熱を感じた方が運命の相手になります」って言われても一目惚れ自体がそもそも一時の情熱となんら変わりないのでは?と思うんだよね。
しかも割とモノローグでもベタ惚れだから他の子に目移りした時点で主人公に対する評価がゴミクズうんこみたいになっちゃうよね。
しかも途中からその他のヒロイン達が告白してくるのを断り続けないといけないのも個人的にはしんどかったし、それが何回も続くと途端にギャグっぽくなっちゃうからだめだよね。本人たちは至って真面目なのにね。
まあ一人はいきなり全裸になって告白してくるんだけど、なんで?って思った。痴女かよ。
でもお目当ての子に対して良い感じの選択肢選び続けるとヒロインからの告白を受け入れる方しか選べなくなるのいいねって思った。
しかもこれがまた美也さんの告白がめっちゃ良くて。
転校が決まった美也さんのために主人公の家でお泊り会みたいなの開くんだけどみんなが寝静まった頃に一人で主人公の部屋まで来て、入っていきなり電気消して部屋の鍵閉めちゃうんだよ。もうこういうの大好き。
いきなり脱ぎ始めたんだけど、なんで?って思った。痴女かよ。
冗談はさておき、割とコッテコテなのが好きなので「美也、と呼んでください」とか「一晩だけでいいんです。私に夢を見させてくれませんか?」って台詞は本当にグッと来た。
これがまた。主人公が「術のせいであってそれは本物の恋心じゃないんです」みたいに伝えたときに「術であるはずがないです。術の話よりももっと前から好きだったんです」って言うのも本当に良かった。主人公が肉体改造する前のふとっちょの頃から好きだったってもう、もう。
くっついた直後はそれはもうかわいい展開が多くてたまらなかった。
家まで送ろうとしたときも親の離婚のことで人に見せられない状態だからここまででいいですってなった後に離れがたくて繋いだ手を離せないままうだうだするのも良かった。
……んだけどくっついた直後、というかまあ告白のときからではあったんだけど美也さんがそれはもう積極的で、この辺りからゆるふわで積極的なヒロイン……?と既視感を覚えてた。なんか直前にこういうの見たことある気がする……みたいな。
そして楽しかったって心の底から言えたのはくっついた直後までだったよ。
転校するのが二回も先延ばしになって中弛みが本当に酷かった。
転校のおかげで冗長すぎてヤバい。
僕は人の心がないから転校が延期になる度に実は美也さんが裏でトラブル起こしてるんじゃないか?って思っちゃったよね。
読み返したらモテ期を引き寄せる術で運命の人と結ばれたら運命の加護があるみたいなことを本当にチラッとだけ言ってたからそういうことかってなったけど、術による加護であるならばもう少しそういう部分の言及欲しかったよ。よくわからないまま転校が先延ばされるの天丼するからちょっと疑ってしまったよね。でも穿った考えしかできなくて自分の捻くれ方に悲しくなってきた。
もうこの辺はもうとにかく転校の話と結婚の話がループしてて本筋が一切進行しないしとにかく虚無だった。
口を開けば転校で離れ離れになるからみたいな話と子どもは男の子がいいですか?みたいな話になってしつこすぎるし、美也さんが喋りこそゆるふわだけどよくよく見てみるとクソめんどくさい女の子成分が滲み出てて胃にズシンと来るしで大変つらかった。疲れる。
まあでも終盤は普通に良かった。不穏な雰囲気になったらすぐ転校の日が早まってもう少し先だったのに三日後に行かないといけなくなって。みんなで集まってお別れパーティやった後、部屋で二人きりになったときにようやく離れたくないって子どもみたいに声を上げて泣きじゃくる美也さんがとても良かった。
出発の日も駅まで遠回りして向かう道中に部活メンバーが一人ずつ合流していってなんか良い感じにお別れしてエンディングロール流れてなんかよかったなって気持ちになった。
ただ、エピローグが数日後の話から始まっていろいろトラブルがあって一日だけ戻ってくることになったくだりだけは本当に会うのが早すぎるしエンディングまでの良い雰囲気が台無しだよって感じでブチギレそうだった。
アダルトシーンが良かったから許したけど。その後に主人公がバイトして金貯めて美也に会いに行くってのをちゃんとしてくれたしね。終わりよければ全てよし。
今回はなんかホント、いろいろ思うところはあったけど最後がよかったから全部ひっくるめて楽しかったかな。
珍しくシナリオについてちゃんと言及しちゃったけどこんなに書く必要あったのかな?って感じもするけどまあまあ楽しかったってことなんだろう。
さて、ようやくアダルトシーンについて語れるね。
久し振りに水崎さんのアダルトシーン聴いたけど本当にこの人の声は最高だよ。
いやもうね、ゆるふわでクッソかわいいのにめっちゃ積極的なのだめだわ。ずるい。
バックグラウンドボイスがマジでヤバい。死ぬほどエロい。そもそもBGV自体がめっちゃ好きなのにこんなの聴かされたらどうにかなりそう。
今回は特にゆるふわなキャラクターもあいまって声の甘さがもう凄まじい。水崎さんの声質との相性が良すぎるんだよ。時折差し込まれる掠れ声がマジで僕を殺しに来ている。
とにかくキスシーンがうますぎる。言葉にならない声がたまらなすぎる。今回はどのアダルトシーンも全部的確に僕を刺すポイントがあって満足感がすごい。
初めてのアダルトシーンは告白直後だったけど、もう告白のシーンも含めて雰囲気が良すぎる。付き合って初めてのセックスのドキドキ感がこちらにも伝わってくる。
初めてセックスするときの恐る恐るな雰囲気ホントすき。破瓜のシーンだけは好きになれないけど。
僕は本当にコッテコテでわかりやすいのが大好きだから「もっと大胆になってもいいですか?」とか「たくさん触って……そして私をトキヤくんのものにしてください」とか本当にもうたまらなくてね。女の子からグイグイ来る系のアダルトシーン狂おしいほど好き……でもセックスしてるときに女の子がだめって言ってるのに対してなんでだめなんですか?って聞いたらだめだよ。
しかし教室でセックスするの学園モノのエロゲで絶対入れないといけないの?って思ったりもしたし最初普通にめちゃくちゃデカい声で喘ぐから、頼むから教室でセックスするときは声を抑えろよってブチギレそうになってたけど二回戦目でマジで声を抑えようとしてくれてあああぁぁぁぁもう最高っ!ってなったよね。主人公が声を出させようとして激しくピストンし始めるクソ無能ムーブで台無しになったけどな!!!!!クソが!!!!!!
夜の図書館に不法侵入した後のアダルトシーンは三回目にしてようやくおしゃぶりシーン来たけどおしゃぶりするだけでもヤバいのに何故か終始囁くように喋るからたまらなくなってたのになんの前触れもなくいきなりおち○ちんとか言い始めて泣きたくなった。けどもう前回のアレのせいで割と感覚が破壊されてしまったのかなんか、めっちゃ……うん……
もうこの囁くような声で求められたり懇願されたりするの腰が砕ける。それでしゃぶってるときの吐息が頭おかしくなりそうなくらいエロくて、咥えながら喋るのももう大変たいへん。
エピローグのアダルトシーンはもう全編がクソエロ。最後の最後にこんなご褒美みたいなアダルトシーンくれるの?って感じ。おしゃぶりもねっとりで声は吐息多め。喘ぎはグッズグズ。いや最高か?先にイったのにそのまま抜かずに動いてくれて二回戦突入するのも個人的には評価が高い。二回戦目の声がマジで良いから。水崎さんの言葉にならない声がうますぎて脱帽。
ただマジで直前にやってたエロゲと似た要素が多すぎてデジャブがすごい。
お風呂に二人きりで入るってなったときも若葉色のカルテットで見たな……?これ絶対セックスするやつじゃんって思ってたけど妹がお風呂アダルトシーンキャンセルしてくれた。ありがとう、メグリ。
エピローグのアダルトシーンは完全にあれ?僕、実は若葉色のカルテットプレイ中だった……?みたいな不思議な感覚に陥ってた。
いや卯衣さんの声であんなことになったから気分変えようと思ってやり始めたのになんでもう一人の推しの方でも似たようなの聴くことになってるんだろうね。不思議だね。
しかも若葉色のカルテットの卯衣さんのせいで感覚を変えられてしまったのか「イく」とか「イっちゃう」って台詞にめちゃくちゃ昂りを覚えるようになってしまったみたいで。どんどんお下品ワードを許容できるようになってるの全然嬉しくない。余計なこと教えないでほしい。
それでも、ゆるふわで積極的なヒロインは沼だよ。偶然とはいえどっちの推しでもこうやって聴けたのはとても良かったのかもしれない。前回と今回でひとつの流れだったんだよきっと。
自分比でこんなに長いブログ書くことがないから本当に、この作品が良かったんだと思う。正直妹のルートもやりたい。