月に寄りそう乙女の作法2(エスト・ギャラッハ・アーノッツ)
ここ数日久し振りにつり乙2やってて。前にもプレイしてるし感想文とかいいかなって思ってたけど、やっぱりちょっとだけ吐き出したくなったから書いてみることにした。
後半はいつものごとくかなり気持ち悪いから気を付けてね……
いや、やっぱり好きだわ。つり乙2。
なんかやっぱりナンバリングタイトルだからつり乙と比較されて小粒とか言われがちだけど、個人的にはつり乙もつり乙2もどちらも良いんだよ。
まあね、確かにルナ様のカリスマ性みたいなのが強すぎた感はあったけど全ルートひっくるめて総合的に見れば全然負けてないと思うんだよね。
桜屋敷組は一つ屋根の下で全員が同じクラスで同じ分野を学んでいて距離感が近く感じるけど、桜の園組は各々が違う分野でやってて同じマンションでも好きなように屋上庭園で集まる、みたいな近すぎず遠すぎずみたいな距離感も個人的にはかなり好きなんだよね。
ルナ様世代は結構みんな始めから才能があって遊星さんがそれを献身と愛情で才能をブーストしてるんだけど、その子供世代は自分が思ったような才能がなかったって思い知らされてそれから才華クンは母親を真似てただ追いかけるだけじゃない自分の道を見つけて進んでいくって感じだったのも個人的には好き。
この辺りは改めてプレイすると似たように見えて差別化図られてるなって思った。
ルナ様と遊星さんの二人は主従関係がハッキリしていてお互いが家庭環境のこともあって達観してるから尊さがメインって感じだけど、エストと才華クンの二人は主従関係って言っても割とフランクだし年相応に未熟なのでこちらは見ていてときめきが強い印象かな。
まあ主従以上恋人未満みたいな状態だとどちらも見ててニヤニヤしてしまうけどね!!
あとやっぱりつり乙2シリーズはプレイ前後でキャラクターの印象が大きく変わることが個人的には強いなって感じる。
朔莉さんとかは特にルート攻略後はもう見てていじらしくてしかたなくなるし、パル子は元気いっぱいそうに見えて爆弾抱えてたりしたしプレイ時の衝撃は2の方が強かったのは間違いない。
アトレルートはなんかもう、本当に。すごかったんだよ……
まあでも全部所詮は個人の感想だよ。合う合わないとか面白いか面白くないかは各々が決めることなのは重々理解してるんだよ。
ただわかってても好きなものをけちょんけちょんに言われてるの見るとやっぱりどこか切なく感じてしまうことは許してほしい。
つり乙も乙りろも、つり乙2も全部ひっくるめて大好きなシリーズだと思ってる盲信者なので……
前置きが長くなってしまったけど、そういえば今回はエストの話をしたかったんだよ。
キモオタクのくだらない与太話は終わりにして本題に入ろうね。
いやぁ、当時からエスト大好きだったんだけど改めて見るとエストがめちゃくちゃかわいくてね!!!!!
というかOP入る直前にエストがプールで溺れかけて救命行為でキスするわけなんだけど、OP直後からお互いがめっちゃ意識してるのがマジでキュンキュン来るんだよ。
その後もことあるごとにキスのこと思い出してギクシャクしたりするから二人ともかわいすぎて困る。
エストルートはなんか少女マンガみたいな触れ合いが多くてとても良い。
机の下でこっそり手をつないでみたり、元々学園通う前から知り合いでメールでやりとりする内に才華クンも意識するようになったりみたいな。朝陽にも才華クンにも惹かれ始めて苦悶するエストとか。
とにかく結構早い段階からすごくときめくポイントばかりで改めて見るとこんなに糖度高かったっけ??って戸惑っちゃった。すき。
感想文はかいつまんで書いてるけど本当にエストルートはかなり頻繁にときめくポイントが散りばめられていてマジで終始ニヤニヤしっぱなしだったよ。
というか才華クンとエストの、朝陽として出会う前から知っていてしかもライバルで喧嘩友達みたいな関係性最高だなって思ったね。
正しくて善き人なエストがムキになるのって才華クン相手だけだし、才華クンも才華クンで対抗意識が素直に出るのはエスト相手だけなんだよ。いやもう、たまらんね。
そしてシナリオもいいけど本当に中の人の演技がめちゃくちゃ良くてね!!!!!
いやマジで改めて声聴いたらすっごいもう、死ぬかと思ったね。
そもそもの声質がめっちゃ嵌ってるんだけどそれに加えて細かい演技がクッソ良いんだよ。
普段の喋り方とご主人様モードの声と、ときめき乙女モードな声の演じ分けがすっごい丁寧。
ヤバいよマジで……更に細かく言えばアダルトシーン直前の昂ぶりを覚えたときの少し掠れた声色が、甘いし艶があるし熱を帯び方がめちゃくちゃたまらなくて。あの声聴くと頭抱えてのたうち回りたくなる。
エストの声が好きって人はマジでBGM消して声を聴いてほしい。
特にじっくり聴いてほしいのはイベントキャプション名と具体的な部分上げるけど、
『僕は世界を全肯定する』の双子の姉であるエステルに挨拶だけでもしたいって言ったあとの「だめぇ」って台詞とか、
『明日の夕食について僕は考えていなかった』のちょっといい雰囲気になって朝陽が一気に距離を詰めてからの、「楽しみ。ここから何ができるの?朝陽は口だけの人じゃないといいな」から「キスしなさい」までの一連の流れとか、
『僕たちは恋をすれば馬鹿になるんだ』は全体的に台詞回しからして全部良いんだけど特に、「あなたは、悪い従者。だけど、とても大切な人」、「大好き。今は我慢できないの。二人きり、何も考えずに思い切り愛し合いたい」って台詞とか。
エストの声が好きな人はマジでこれらをじっくり聴いてみて……
最後に挙げたイベントに関しては正直終始最高なんだけど、最初の性別バレを糾弾するところから段々と昂ぶっていく流れが最高すぎるから一回でいいからBGMなし試してみてほしい。
怒気を含んだ淡々とした声が途中からめっちゃ声が掠れていってどんどん熱を帯びていく過程が本当に丁寧でたまらないんだよ。マジで野々山紅さんは演技がうますぎるんだよ!!!!!!!僕を殺す気か?????
まあでも、エストからしてみればずっと才華クンと朝陽どちらにも惹かれて苦悶してたのにそれが実は同一人物だったって知って昂ぶらないわけがないんだよ。あぁ~~~すき……
本当に最高のアダルトシーンの導入だと思う。
いや、その後のアダルトシーンも良いんだよ。この人の声がことごとくツボに入るからこわいよ。
このアダルトシーンは挿入してからオーマイガーッ!とかヘイ!カマン!とか才華クンを喜ばせようとわざとらしいコッテコテな外国人の喘ぎ声をあげたあとに、余裕がなくなって普通の喘ぎ混じりに出てきた「まいがー……」がマジでめっちゃ色っぽくてたまんねぇんだよ……
そのあとの喘ぎながら笑って言う「顔、かわいい……」って台詞が良いこと。
エストのご主人様モードの声色もめっちゃ好きなの。普段の朗らかな様子とのギャップがまず良いし、楽しそうにSっ気を出してくるところがもう最高、好き。腰が砕ける。
主従関係アダルトシーンも過去に女装した父親が母親に犯されるところを目撃して性を目覚めさせたってトラウマと全く同じことをして記憶を塗り替えさせるっていうのが良かった……性の対象を無理矢理にでも自分だけにするエストの独占欲の強さが好き……
恐怖を覚えて怯える朝陽がかわいいし、エストの言葉責めがクッソ絶妙で久し振りに見たら死ぬかと思った。打ち震える。
少し時間を置いてエストに改めて触れてみたら、全部の要素が心を刺しに来てたよ。僕を殺す気か?????
いや同じ作品をずっとループして見てるはずなのにどんどん好きになっていってるのが不思議すぎる。実はもう5年以上前の作品だよこれ。
やればやるほどドツボに嵌っていってる気がする。
こわいね……でもホント、エストすきなの……