空色イノセント(二風谷華子)
なんか久々の感想文だ。
色々あって途中やめしてたけどとうとうアルプラザ発売されちゃったし、クリスマスはアルプラザする予定で勝手に考えてたからどうにかプレイしました。
いやーこれで心置きなくアルプラザができるね!
というわけで今回は空色イノセントの感想書いていきます。
まず今回のざっくりとした感想はかなり面白かった。
親からはぐれたカナダガンを保護して卵から育てて、ライトプレーンで飛行訓練しつつその様子をドキュメンタリー映画で撮って文化祭で放映しましょうみたいな物語だったけど、根幹がしっかりあって共通パートから楽しめました。
やっぱり多少はご都合主義とも言える流れもあったけどシナリオしっかりしてるから全然気にならなかった。
卯衣さんのキャラルートじゃ結局ライトプレーンとカナダガンの編隊飛行は成功しなかったしね。
もしかしたら飛行機部の子のルートじゃないと成功しないのかもしれない。そうだったら面白いね。
主軸となるテーマは共通でもそれぞれのヒロインが飛行機部、生物部、映画部の部員なので個別ルートに入るとそれぞれのヒロインの部活動が中心になっていく感じ。個別に入っても恋人同士のいちゃいちゃもありつつエピソードもしっかりあって普通に面白かった。
個別入ってからいちゃいちゃセックスばっかりしてないエロゲってこんなに面白かったのかって改めて思った……
前回と前々回がどうにも主人公が合わなかったから不安だったけど、空色イノセントの主人公は今までプレイしてきたエロゲの中でも上位に食い込むくらいには良いキャラクターだった。
自分の気持ちに素直でちょっとエッチなこと考えたりしてもモノローグで取り繕ったり誤魔化したりしないし、個別入ってからはそれもあっけらかんとヒロインに伝えちゃうの僕は結構好きです。
エッチって言っても下品なのではなく、ホントありふれた学生のようなさわやかな感じだったから良かったのかもしれない。
あとは自分の好きなものとか夢をしっかり持ってる子なのが好感度高かった。部活をバリバリ頑張る子みたいなのは自分も過去そうだったから共感を覚えるし素敵だと思う。
過去に通ってた航空学校が閉校になったから転校してきた設定で学校は親が選んだんだけど実は飛行機部があったことを知って、バンカーに連れて来てもらったときに格納庫にあるライトプレーンを見たときのあの興奮のしようが特に好きで。あぁ、この子は本当に飛行機が好きなんだなあって思えたしあのイベントはすごく良かった。
興奮するあまり一人でライトプレーンについて語るところとか微笑ましかった。僕も学生時代は陸上競技してたから今でも走高跳とか見るとめちゃくちゃ興奮するからホントよくわかる(隙あらば自分語り)。
さて今回卯衣さんが担当したキャラクターはひとりきりの映画部員な二風谷華子(にぶたにかこ)ちゃん。
この子がホントもう日常パートからえっちで困った困った。いつも眠そうダルそうな感じの子なんだけどこういうキャラに卯衣さんの声はホント合うなあ。
僕は特に卯衣さんの低音域が好きなんだけどそれが堪能できる大変良いキャラでした。
ただしゃべり口調もゆっくりだからちょっと間延びして聞こえるのが残念だったかな。
声も好みだったけど性格も好みでした。Sキャラとまではいかないけど主人公を弄んでくれるいいキャラでした。つまり僕の性癖。悪戯っぽくば~かって言われるのめちゃくちゃ好きなんだよなあ。
それでいて面倒見も良くって、主人公がカナダガンの飛行訓練がうまくいかなくて悩んでるときも元気付けるために川へ連れてってくれたりするしもう最高。
声も良いキャラも好みって堕ちないわけない。とにかくプレイ中は卯衣さんの好きな声色と華子ちゃんのたまらないところとをちまちまセーブしてたからなかなか進まなかった。
一番好きなイベントは華子ちゃんは両親がいつも帰り遅いから基本家で一人なんだけど、台風の日に主人公がひとりきりの華子ちゃんを心配するあまり家に行くんだけど、華子ちゃんが普段と違って口数も少ないし反応も鈍くてちょっと気まずい感じで。二人で映画観てたら華子ちゃんが寝ちゃってベッドへ運んだときにシャツから手を離してくれなくて主人公が往生してたときに華子ちゃん目を覚ますわけさ。
そうしたら主人公の顔見た華子ちゃんがもう我慢できないって言ってキスしちゃうんだよ。
主人公のこと好きだったけど周りのヒロインたちも主人公のこと好きなの知ってるから我慢してたけど決壊しちゃうんだよなあ。かわいいなあ。
そこらへんの会話も、もうダメ我慢ならん~って言う華子ちゃんにいや普通逆じゃね?って主人公が返すのいい感じに軽くて小気味良くて好き。
華子ちゃんしかプレイしてないけどなんか割とありふれた学生恋愛って感じでめちゃくちゃ好きなんだよ。キャラの位置づけがそうだからかもしれないけど友達の延長線にあって、でも恋人らしいところは恋人らしいけどでも友達だった頃の態度とお互いがさほど変わらず。良い意味で普通に恋愛してんなーって思った。
こういうの僕にとっての一番の理想のお付き合いの仕方なんだよなあ。
アダルトシーンはなあ……今回割と無理にプレイ再開したから全然エッチなの見る心境じゃないままプレイしてしまったから途中からなんか笑いがこみ上げて来てしまってだな……やっぱあれだよ。ムードとか雰囲気って大事なんだよ。
卯衣さんの演技自体は割といつも通りな感じだったけどやっぱあの人の吐息とかすごい好きなんだよ。あとは今作結構リップノイズとか拾ってたからどっちかというとそういう方面に興奮を見出してたのが多かった印象。
またメンタルが元気になったらアダルトシーン見直します……
空色イノセント、普通に最近プレイした中じゃ一番二番くらいで面白かった。
割とシナリオしっかりしてるし共通パートも個別ルートも苦なく楽しくプレイできました。
あまりにクソゲーばっかりやってるから僕の感覚がおかしくなっただけのかもしれないけど……とにかく久し振りに最初から最後まで楽しいと思える良い作品でした。
空色イノセントの感想文終わり!
次からしばらくはアルプラザの感想文シリーズに入ると思います。楽しみは後に取っておく派なので多分、ルミネ→朔莉→アトレの順になるかな。